2019年4月1日11時40分頃。
菅官房長官が掲げた新元号は『令和』(れいわ)でしたね!
平成に代わり、2019年5月1日からこの元号の時代が始まります。
今回はこの『令和』について簡単にまとめてみました!
『令和』はどこから名付けたの?
歴史の中で元号で出典があるのはすべて中国の古典に由来していました。645年の大化~現在の平成まで、主に儒教の経典「四書五経」などから出典していたようです。
今回の『令和』は日本の歴史上、初めて日本の古典から選出されたんですね。
今までも日本の古典から候補が挙がったことがあるようですが、実際に使われたのは今回が初なんです。日本の元号なのに不思議ですよね!
そしてその古典というのが『万葉集』なんです。
万葉集とは、7世紀後半~8世紀後半にかけて作られた、日本最古の和歌集です。天皇や貴族だけではなく、様々な身分の人が詠んでいるものをなんと4500首以上も掲載しているんです。すごいですよね。
そして万葉集のどの部分が『令和』に使われたのかというと
「 初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす 」
※一部抜粋
の黄色のマーカーの部分から2文字を取ったと言われています!
日本の文化である、和歌、万葉集からとった元号というのはとても感慨深いものがありますね!
続いては『令和』の意味について解説していきます!
『令和』に込められた意味は?
さて、菅官房長官が元号を発表してから少し経って、安倍総理が会見を開きました。その中で『令和』への思いについて解説しています。
「悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の自然。こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継ぐ」
「日本人が明日への希望と共にそれぞれの鼻を大きく咲かせることが出来る」
「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」
抜粋ではありますが、こういった意味を込めて『令和』に決定をしたそうです。
日本の良き文化を取り入れた新元号『令和』
新たな時代をしっかりと築き上げていきたいですね!